宮原5位「いい経験に」平昌へ「もう1回スタート」

フリーの演技を披露する宮原(撮影・河野匠)

 ショートプログラム(SP)3位発進の宮原知子(19=関大)がフリー4位の138・88点と得点を伸ばせず、合計213・49点の5位となった。2年連続2位で迎えた今大会で、3年連続の表彰台は逃したが「悔しい部分はたくさんあったけれど、何とか滑りきることができたので、いい経験になったと思います」と前向きに振り返った。

 最終滑走者としてリンクに入ると、会場はこの日一番の大歓声に包まれた。「少し(前戦のGP)スケートアメリカの時より、緊張してしまっていた」。自らの感覚ではジャンプの踏みきりに思い切りの良さが足らず「ジャンプは『ああ、ダメだ』って思うのが何個かあったので、その通りだなっていう点数。悔しいけれど、それが事実なので頑張りたいです」と序盤に3カ所あった回転不足を受け止めた。

 左股関節の疲労骨折から11月のGP第4戦NHK杯で復帰し、約1カ月。スケートアメリカの優勝を経て、調子を上げていく過程で課題をもらった。世界女王メドベージェワ(ロシア)の故障による欠場で、繰り上げ出場となったこともあり浜田コーチは「(試合に向けての)調整はしなかった。リンクに来てから、(筋力)トレーニングもしていた。筋力トレーニングをしながら(回復の)スケジュールを変えないで試合に出ていたという感じです」と明かした。

 今後は適度に休養を挟みながら、21日開幕の全日本選手権(東京)に向かう。18年平昌(ピョンチャン)五輪代表がかかる大舞台へ、宮原は「自分の体をしっかり休めてから、もう1回スタートしたい。ジャンプを重点的に練習したいと思っています」と言い切る。いよいよ総仕上げだ。