張本、世界3位に善戦も悔やむ「勝てる試合だった」

男子シングルス準々決勝で敗退した張本(共同)

 卓球のワールドツアー・グランドファイナル第3日は16日、アスタナで行われ、シングルス準々決勝で、男子は世界ランキング17位の14歳、張本智和(エリートアカデミー)が、同3位で今年のワールドツアー4勝のドミトリー・オフチャロフ(ドイツ)にフルゲームで屈し、4強入りを逃した。

 張本は、今季ワールドツアーで最多4勝のオフチャロフを土俵際まで追い詰めただけに「勝てる試合だった。悔しい」と言葉を絞り出した。ほぼ追い掛ける展開で2、4、6ゲームを奪った。バックハンドでの対応やサーブからのフォアハンドの速攻は効果的に決まった一方、相手の多彩なサーブに対してレシーブで苦戦。ラリーでの決定打も1歩及ばず「凡ミスや、ラリーでのもう一踏ん張りが足りなかった」と話した。