ブルズが1位ブルザイズに完勝し残留 Xリーグ

第2Q、先制TDを決めて喜ぶブルズQB藤原慶太(撮影・吉池彰)

 Xリーグ東日本地区12位のブルズが、31-20でX2東日本地区1位のブルザイズ東京を退け、Xリーグ残留を決めた。

 ブルズは第2Q6分29秒、QB藤原の2ヤードTDランで先制。同11分9秒にRB菊地の24ヤードTDランで14-0として試合の主導権を握った。

 第4Q3分59秒、藤原のTDパスで31-7とした後、13点を返されたが、最後はブルザイズ東京のゴール前1ヤードからの攻撃を無得点に抑え、逃げ切った。

 TD3本で勝利に貢献した藤原は、この日の入れ替れ戦第1試合での警視庁2部降格を目撃。千葉商科大で同期の警視庁RB岡野から「気持ちで負けた」と打ち明けられたという。そうならないよう気合を入れた藤原だったが、終盤、追い上げられた点については「寒さで気持ちが切れた」と反省した。

 それでも、今季初勝利での1部残留決定に、藤原は「オフェンスとディフェンスのバランスが整えば、2、3勝はできる」と来季を見据えた。

 主将のRB榎本俊は「リーグ戦全敗で、ようやく勝つ姿を見せられて良かった。X1(=Xリーグ)の借りはX1で返す」と応援席に誓っていた。