日大山形11年ぶり出場で9失点発進から逆転勝ち

日大山形対育英 第4Q、懸命な守備をみせる日大山形の佐藤(右)と山本(撮影・鎌田直秀)

 日大山形が9失点発進から、逆転勝ちした。

 11年ぶりの出場での1勝に、就任9年目の青木コーチは「私も初出場のような感じで、最初の5分は選手も緊張していた」と苦笑い。だが、第2クオーター(Q)に市川がラストプレーでシュートを決め追いつくと、第3Qには岸のシュートで逆転した。6月の高校総体県予選決勝で12点リードを逆転負けした悔しさが発奮材料。選手らが自発的に守備強化メニューをコーチに提案したことも結実し、失点を最低限に抑えた。苦しい場面で3点シュートを連発した横地も「シュートはたまたま。大きい相手への対策など、コミュニケーションをとってきたチーム守備の勝利」と強調した。