東福岡2連覇ならず「勢いにのまれた」攻守ミス連発

東海大仰星対東福岡 後半、東福岡NO8福井(中央)の突進を足元へのタックルで防ぐ東海大仰星CTB和田(撮影・清水貴仁)

 Aシード東福岡の2連覇が消えた。前半13分、敵陣22メートル付近のスクラムからサインプレーの不発でインターセプトされ、約80メートルの独走の先制トライで主導権を握られた。同21分には自陣30メートル付近のラインアウトからドライビングモールで押し込まれ、王者がまさかの0-14で折り返し。

 ハーフタイムに「まだ全然行ける」と、全員で鼓舞しあった。それでも攻守のミスを連発する悪い流れで後半もかみ合わず、逆に0-21とリードを広げられた。同11分、13分に意地の2トライを奪ったが、同ロスタイム1分、最後のチャンスのスクラムをすさまじい圧力でターンオーバーされ力尽きた。

 今春トップリーグのパナソニック入りするNO8福井翔大主将(3年)は「勢いにのまれた。仰星は強かったです」とうなだれた。