小関の暴行問題 炊飯時間「15分」事前連絡あった

天井翼(16年11月18日撮影)

 競泳男子平泳ぎの小関也朱篤(25)が昨年12月のスペインでの日本代表の高地合宿で天井翼(23=ともにミキハウス)へ暴行を働いた問題を受け、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC、54)が13日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都新春大会で取材に応じた。小関は炊事当番の時間に天井が遅れたことに立腹して暴行。炊飯時間の認識にそれぞれ45分、15分と相違があったのが原因だが「電圧の関係で、お米が15分で炊けることは事前に全員に伝えていた」と明かした。

 暴行が発生した昨年12月1日に平井HCは2人を呼んで小関に「これは指導の範囲を超えている」、天井には「先輩へは気を使おう」と諭したという。

 日本水連には指導者から選手への暴力について規定はあるが、選手同士の暴力は想定しておらず、平井HCは規定を再考する必要性にも触れた。あごの違和感で通院中の天井はこの日の200メートル自由形に出場し、1分47秒90で5位だった。