天皇杯V2千葉、目標のBリーグ王者へ切り替え一丸

集まったファン170人と共に写真に納まる、前列左から原、西村、石井、小野、阿部、チェンバース、後列左から島田千葉ジェッツふなばし代表取締役社長、荒尾、伊藤、エドワーズ、パーカー、ライオンズ、ジャンボくん(撮影・戸田月菜)

 バスケットボール天皇杯全日本選手権で2連覇を達成した千葉ジェッツは17日、千葉・船橋市役所で優勝報告会を行った。集まった170人のファンを前に小野龍猛(りゅうも、30)主将は「ファンの皆様のおかげです。お祝いムードは今日でいったん終わりにして、チーム一丸となってBリーグチャンピオンになれるよう盛り上げていきます」と決意を表した。

 年末年始のBリーグアルバルク東京との2連戦では、全くゴールが奪えずに大敗した。小野は「僕はもともと口数が多い方ではないんですけれども、あの負けでコミュニケーションの大切さに改めて気づいた」。4日からの天皇杯ファイナルラウンドでは、守備時の声がけの数を意識的に増やし、フリースローの時も全員を集めてコミュニケーションを増やすように努めた。プレー面でもチームをけん引し、7日のシーホース三河との決勝では第3クオーターに3本の3点シュートを決めて、チームに勢いをもたらした。「主将としてプレーで引っ張ろうとした部分があったので、よかった」と胸をなでおろした。

 船橋市出身の石井講祐(30)は「去年に引き続き市民の皆さんの前で報告できたことはうれしい。天皇杯2連覇という1つの目標は達成できたので、もう1つの目標であるBリーグ王者になれるように練習をハードに取り組んでいきます」を力強く言った。

 1日のBリーグアルバルク東京戦で左大腿(だいたい)四頭筋挫傷のけがを負い、治療中の富樫勇樹(24)は、体調不良のため欠席した。