高橋大輔氏、羽生結弦の練習再開に「ほっとした」

平昌五輪記念コイン発表会に出席した高橋大輔氏

 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子銅メダリストの高橋大輔氏(31)が17日、都内で行われた平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)公式記念コインの発表会に出席し、「コインのように輝く功績を残してほしい」と、羽生結弦(23=ANA)ら五輪に向かう選手へエールを送った。

 前日16日には、右足首靱帯(じんたい)損傷からの復帰を目指す羽生が1週間前から氷上練習を開始したことが明らかになった。高橋氏は練習再開を知り、「ほっとした」と語り、「逆境を力に変えられる選手。メンタルコントロールさえできれば大丈夫。今は何も言わずただただ見守ってあげたい」と心強いエールを送った。

 また、男子フィギュアの羽生、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)の表彰台だけでなく、男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目で争うフィギュア団体でもメダルの期待ができるとし、「今までは男子が2つメダルを取るなんて考えられなかったこと。男子フィギュアスケーターとしては、期待しています」とした。

 記念コインは、1月22日から予約販売を開始する。単品販売の金貨は3種類。韓国の伝統行事をモチーフにしたジュウィブルノリ金貨は54万円、スケート、スキージャンプ金貨は各28万800円。銀貨はセット販売のみで、フィギュアスケート、スキージャンプ、スノーボード、ノルディック複合の4種で4万9680円。いずれも税込みで、全国の主要金融機関が販売窓口となる。