平野美宇が苦戦も8強「自分の卓球ができるように」

フルセットの末、芝田(後方)を破り準々決勝へと進んだ平野(撮影・足立雅史)

 女子シングルスで、昨年覇者の平野美宇(17=エリートアカデミー)が苦しみながらもベスト8に進出した。世界ランク30位の芝田沙季(20=ミキハウス)にフルゲームの末、4-3で競り勝った。

 最終7ゲーム。10-10までもつれたが、そこから強化してきたフォアでリードすると、最後は相手のレシーブがネットにかかり、12-10で勝利をものにした。「昨年は相手が(自分の卓球を)知らなかった。今年は違う」。昨年の全日本優勝と世界での活躍に、ライバルから研究し尽くされていることを実感する。

 連覇まで残り3試合。「明日からもどんどん強い相手と戦う。自分の卓球ができるようにしたい」と、この日の苦戦を糧にする。