サンウルブズ連敗けが人続出で磨いた連係もボロボロ

前半、サンウルブズWTB山田(中央)は相手選手との接触で負傷しそのまま退場となる(撮影・小沢裕)

 サンウルブズが、レベルズ(オーストラリア)に大敗した。今季新加入の日本代表主将リーチ・マイケル(29)が初出場したサンウルブズだったが、前半から負傷者が続出。控えNO8の徳永祥尭(25)がWTBとして出場するなど緊急事態となった。前半こそ10-10で折り返したが、後半立ち上がりから守備が崩壊。17-37で開幕2連敗となった。レベルズは2戦2勝。

 昨季より1週間長い約1カ月の準備期間で磨いた連係も、選手が違えばボロボロだった。後半5、8、12分と楽々オープンに回されて3連続失トライ。わずか12分で20失点して「メンタルが追い込まれた」と、CTB中村は振り返った。

 前半9分、CTBラファエレが倒れFB野口に。同14分にはSOパーカー負傷でCTB立川が交代し、バックスの控えはSH田中だけになった。「これ以上けがするなよ」という徳永の願いも届かず、同20分には山田が負傷。試合で初めてWTBに入った徳永は「戸惑いばかり。連動もできなかった。ウイングが専門職といわれる訳が分かりました」と力なく話した。

 「これだけバックスにけが人が出ると厳しい」とジョセフ・ヘッドコーチ(HC)。確かにけが人続出は不運な面もあるが、敗因はそれだけではない。ラインアウトでミスを連発、スクラムも安定しない。サンウルブズデビュー戦が黒星となったリーチは「いい勉強になった」と強がったが、改善すべき点は多い。

 次節からは南アフリカ遠征で強豪と連戦。負傷者が続出した上にセットプレーの弱点も露呈したサンウルブズにとって、今季初勝利への道はまだまだ遠い。【荻島弘一】