”シンクロ男子”、アゲイン！　ジョイフルアスレチッククラブ（茨城）所属の中学２年生、佐藤陽太郎（１３）が、チームＴＲに登場。昨年に続いて日本選手権に出場。女子７人とともに、ルーティンを演じきった。

　「疲れました。今日は隊形も小さくまとめられたのでよかった」とにっこりと笑った。

　佐藤は中学１年だった昨年、同クラブで非五輪種目のフリーコンビネーションに登場。日本選手権に初めて出場した”シンクロ男子”となった。当時は１２歳で、身長１５７センチ、体重４７キロと子どもらしく愛くるしいルックスだったが、１年間をへて、上半身は見事な逆三角形に成長。「身長が１６３センチになりました。でも体重は４５キロ」と成長を実感して笑顔を見せた。

　昨年は、演技中に隊列から離れて休憩する時間があった。今年は五輪種目でもあるＴＲだけに「今回は決められた要素をやらないと減点もあるので」と女子たちと一生懸命、演技した。

　男子が演じる種目では世界選手権には男女１人ずつの混合デュエットもある。しかし日本選手権には同種目がない。佐藤は「チームのほうがいろいろできるので楽しいです」と話した。