白井健三まずは自分超え 初優勝へ「気楽さで臨む」

あん馬の演技を披露する白井(撮影・河野匠)

 敵は自分自身だった。

 白井健三(21=日体大)だけは4月のワールドカップ(W杯)東京大会で優勝した時の86・064点が持ち点。予選でこの得点を下回っても、W杯の高得点が採用される安心感があった。ライバルに勝つというより「途中から自分との闘い。W杯の得点との戦いだった」。それを0・035点上回った。「W杯に比べて着地にこだわった」と自分を超えてみせた。順位や点数にこだわらないとはいえ、少しは初優勝も頭をかすめる。「今日トップでも関係ない。今日のが持ち点といった気楽さで(決勝に)臨みたい」と、まずは無心で挑む。