日大OBからも真相究明求める声「原因を知りたい」

18年5月6日の日大対関学大 関学大QB(青ユニホーム)の背後から、日大DL(赤ユニホーム)が悪質なタックルを仕掛ける(関学大提供)(写真は一部加工)

 アメリカンフットボールの悪質タックル問題を受け、日大OBが20日に取材に応じ、信頼回復への真相究明を切に願った。

 「今まで日大でも他のどのカテゴリーでもあんなプレーは見たことも聞いたこともない。過去に100%なかったと言える。日大があのようなプレーで勝ってきたと思われたくない。むしろ正反対。真相を究明して誤解を解いてほしい」

 前日19日に日大内田監督が初めて公の前で謝罪し、辞任を表明した。ただ、それだけでは解決したことにはならないと話す。異例のプレーに及んだ「原因を知りたい。僕らも何も分からない」と言い、学校側の対応にも「組織としていろいろあると思うが、スムーズではなかった」と対応の甘さに苦言を呈した。

 また、当該選手に対しての今後のケアも必要だと言う。退部などの報道も出ており、多数のOB、関係者が選手の今後を危惧。「関学大の選手のケガが心配。早く今まで通りのプレーができるようになってほしい。2人ともにフットボールを辞めるようなことがあってはいけない。そういう意味でもきちっと対応する必要がある」と話した。