「信頼関係を再度構築」誓う/日大の再回答書全文3

26日、関学大が公表した日大からの再回答書

 日大アメリカンフットボール部の選手が悪質なタックルを犯した問題で、日大が関学大に提出した2度目の回答書が26日、明らかになった。関学大がこの日開いた会見で公開した。

 以下は日大の回答書の最終部分。

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 2 今回の反則行為を二度と起こさないための弊部再発防止策等について

 このたび、お騒がせしました責任を取り、弊部では以下のとおり再発防止を進めます。なお、部の存続については、大学スポーツであることから、学生としての活動の場、及び大学としての教育の機会を放棄せず、再発防止策を実行していきます。

 なお、一般社団法人 関東学生アメリカンフットボール連盟における今回の行為に関する調査等については真摯に協力し、処分の最終決定に従ってまいります。

 (1)指導者の意識改善

 今回のような指導者と選手の意識の乖離を防ぐため、指導者は選手一人一人と向き合い、話し合いながら確認していきます。

 具体的には、技術だけではない意識の部分や指導時の言葉・表現を含め、今回の反省を踏まえながら選手一人一人と接していき、ルールに基づいた指導を行うよう意識改革を行います。

 (2)過去の試合映像等を利用したプレー検証の徹底

 現在もプレーの検証は行っておりますが、今後も部員全員による過去の試合映像を利用したプレーの検証を行います。特にパーソナルファール、酷いパーソナルファールについては、重点的に指導を行っていきます。

 最終的な再発防止策は、弊部アメリカンフットボール部ホームページにおいて、公表いたします。

 繰り返しになりますが、このたびの反則により負傷されました貴部選手ならびに保護者の方に対し、心より謝罪し、お見舞い申し上げます。また、ご迷惑をおかけしました貴部関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

 皆様との信頼関係を再度構築できますよう、再発防止に取り組みますことをここにお誓い申し上げます。

 

 このたび、内田正人は、5月19日の謝罪でお伺いした際に申し上げましたとおり、負傷されました貴部選手、貴部関係者及び関東学生アメリカンフットボール連盟、弊部関係者ほか、ご迷惑をおかけしました全ての責任をとり、また、今回の反則行為が発生するに至ったチーム運営のあり方、指導のあり方の責任を取り、監督職を辞任することをご報告させていただきます。

 また、井上奨コーチについても、5月23日の会見で申し上げましたとおり、コーチ職を辞任することをご報告させていただきます。

以上