須崎優衣、優勝で10月世界選手権出場に望みつないだ

女子50キロ級決勝で入江に勝利し優勝を決めた須崎はガッツポーズ(撮影・鈴木みどり)

<レスリング:世界選手権代表選考会兼全日本選抜選手権>◇最終日◇17日◇東京・駒沢体育館◇女子50キロ級

 女子50キロ級で17年世界選手権48キロ級金メダルの須崎優衣(18=早大)が優勝した。7月に全日本選手権覇者の入江ゆき(自衛隊)と世界選手権(10月、ブダペスト)代表を争う。

 須崎が世界へ望みをつないだ。全日本選手権(3位)で敗れているため、今大会を勝たないと世界選手権への道が絶たれたが、決勝で入江にフォール勝ち。「本当にうれしい」と喜んだ。全日本選手権敗退で、アジア選手権、ワールドカップ代表を逃したものの、4月に早大に進学し、男子らと練習するなどで力をつけた。「パワーがついたし戦術の幅も広がった」と成長を実感していた。