楢崎智亜、弟明智逆転しV「達成感半端ない」と笑顔

初代優勝者となった野口(右)と楢崎智は表彰後、記念撮影に納まる(撮影・河野匠)

<スポーツクライミング:複合ジャパンカップ>◇最終日◇24日◇盛岡市・岩手県営運動公園ほか◇男女決勝

 男子は楢崎智亜(21)が優勝。スピードで6秒87を出し、23日の予選に続き日本記録をマークした。弟楢崎明智(19=いずれもTEAM au)との兄弟ワンツーフィニッシュも決めた。

 楢崎智は弟明智を逆転して優勝した。スピードで1位に立つも、ボルダリングでは4位に。明智を総合1点下回って迎えたリードで1位を獲得し逆転に成功した。「達成感、半端ないです」と笑顔。総合点での大切さを実感し「2種目良ければ挽回できるんだなと感じた」と初めての複合の大会方式に収穫も得た。