パラアスリート奨学金授与式、今年は8人が選出

日本財団パラアスリート奨学金授与式に出席した奨学生と関係者。前列左から高 ■ 義伸、佐藤雄代、阿部菜摘、北村光希、後列左から日本財団・笹川会長、日体大・具志堅学長、石川雄大、辻村琢光、窪田幸太、高橋麻琴、日体大・今村常務理事、同・松浪理事長(撮影・小堀泰男)

 日本財団(笹川陽平会長)のパラアスリート奨学金授与式が26日、東京都内の日体大世田谷キャンパスで行われた。

 この奨学金制度は日体大、同大付属高校及び設置高校に在学する身体障害、知的障害を持つ学生、生徒を対象に、パラリンピックなど世界レベルで活躍するアスリートの養成を目指すもので、第2期の今年は8人が選出された。学費、生活費、遠征費、用具費などへの活動支援として、1人につき年間500万円程度が今後4年間支給される。

 第1期の昨年は19人が選出されており、その中からパラアイスホッケーの堀江航、女子アルペンスキーの本堂杏実が今年3月の平昌(ピョンチャン)パラリンピックに出場している。

 第2期生8人は以下の通り。

 ◆卓球=辻村琢光(日体大1年・右上肢機能障害)佐藤雄代(日体大付属高等支援学校1年・知的障害)

 ◆サッカー・フットサル=阿部菜摘(日体大1年・聴覚障害)

 ◆パラアイスホッケー=石川雄大(日体大1年・左下肢機能障害)

 ◆水泳=窪田幸太(日体大1年・左上肢前腕欠損)北村光希(日体大付属高等支援学校1年・知的障害)

 ◆車いすバスケットボール=高■義伸(日体大1年・左下肢欠損)

 ◆ソフトボール=高橋麻琴(日体大桜華高2年・左全手指欠損)

※■は木へんに八と口を縦に並べる