シニア2年目白岩優奈、今季初戦は課題残す4位発進

アジア・トロフィーへの出発前に笑顔の白岩優奈(2018年8月2日撮影)

<フィギュアスケート:アジア・トロフィー>◇第4日◇4日◇タイ・バンコク◇女子ショートプログラム(SP)

 日本シニア勢における、18~19年シーズンの国際大会が幕を開けた。シニア2年目の白岩優奈(16=関大KFSC)が今季初戦で54・47点と得点を伸ばせず、4位発進となった。

 新プログラム「オール・アブロード」を実戦初披露。曲の盛り上がりを全身で表現するなど新たな一面を見せたが、冒頭の連続3回転ジャンプはルッツ着氷後のトーループで転倒した。最終盤のスピンでレベル1(最大は4)と取りこぼすなど、課題を残す結果となった。

 今季からシニアに転向した山下真瑚(15=愛知・中京大中京高)は演技後半の3回転フリップから連続ジャンプにつなげられず、50・97点の6位とほろ苦いデビュー。韓国の15歳、林恩讐(イム・ウンス)がルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させるなど、68・09点を記録して首位に立った。

 フリーは5日に行われる。