桃田賢斗が元世界1位に快勝「少し寂しさがあった」

男子シングルス準々決勝で林丹(リン・ダン)を破った桃田(撮影・足立雅史)

<バドミントン:ジャパン・オープン>◇14日◇東京都調布市・武蔵野の森総合スポーツプラザ◇男子シングルス準々決勝

8月の世界選手権を制した桃田賢斗(24=NTT東日本)が、元世界1位で北京、ロンドン五輪連覇の林丹(34=中国)に2-0(21-8、21-10)で快勝した。

バドミントン界のレジェンドで、中国の国民的英雄でもある林丹は、桃田がラケットを握り始めたときから憧れの選手。同じサウスポーで、プレーを動画で繰り返し見てフットワークを参考にしてきた。

15年の全英オープンで0-2で敗れて以来対戦で圧倒し、世代交代を印象づけたが「レジェンド選手に憧れたままではいられないなと…。勝ったときには少し寂しさがあった」と感傷的なコメントを口にした。