大久保柊が初V「まだ伸びしろがあると思っている」

男子高飛び込みで初優勝した大久保柊(中)。左は2位村上和基、右は3位西田玲雄(撮影・益田一弘)

<飛び込み:日本選手権>◇23日◇最終日◇東京辰巳国際水泳場◇男子高飛び込みほか

男子高飛び込みで、大久保柊(21=筑波大)が、434・20点で初優勝した。

「109C」など高難度の技にチャレンジして、2位だったジャカルタ・アジア大会代表、村上和基(29)を上回った。大久保は「まだ伸びしろがあると思っています。今日は宙返りがいつもより浮いている感覚があった。初優勝の実感はまだないですが、そのうち出てくると思います」と笑顔で話した。

女子シンクロ高飛び込みで、板橋美波(18)荒井祭里(17=ともにJSS宝塚)組が297・24点で初優勝した。板橋は、4月の右目網膜剥離手術の影響とともに、右すねに痛みがあって、今大会は個人種目を回避。同種目のみの出場となった。馬淵コーチは「足の痛みもあって、演技も思ったものではなかった」と話していた。