コーチのバイン氏「気負っていた」大坂なおみ敗因

第2セット、ショットが思うようにいかず天を仰ぐ大坂(撮影・横山健太)

<テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇23日◇東京・アリーナ立川立飛◇優勝賞金13万7125ドル(約1510万円)◇シングルス決勝

全米オープンで日本人初の4大大会優勝を遂げた世界7位の大坂なおみ(20=日清食品)の快進撃が10連勝で止まった。同8位で元世界女王のカロリナ・プリスコバ(チェコ)に4-6、4-6のストレートで敗退した。

大坂を指導するバイン・コーチは精神面を敗因に挙げた。第2セット、4-3になったところでコート上で「気持ちが入り過ぎている」と指摘し、修正を促したが、結局4-4で迎えた第9ゲームをブレークされ、そのまま敗れた。「どうしても勝ちたいと思う気持ちがあって気負っていた。わずかなところなのでそれが決まっていればプレッシャーをかけられたが」。