紀平梨花、浅田真央の代名詞3回転半「決めたい」

NHK杯記者会見で、笑顔を見せる紀平(左から3人目)。左から宇野、宮原、1人おいて佐藤(撮影・狩俣裕三)

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(11月9日開幕、広島)の記者発表会見が7日、都内で行われ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器とする紀平梨花(16=関大KFSC)は「NHK杯で決めたい」と笑顔で意気込んだ。

紀平は今季からシニアデビュー。9月の初戦オンドレイ・ネペラ杯(スロバキア)のフリーでは、国際スケート連盟公認大会で浅田真央以来、女子2人目となるフリー2本のトリプルアクセルを決める衝撃デビューを果たした。この日は女子で初めてトリプルアクセルを跳んだレジェンド、伊藤みどりさん(49)からビデオメッセージが届いた。「難しい技だけど成功できるように、自分の力を発揮できるように頑張ってください」とエールを送られ、「気を引き締めて頑張りたい」とより意欲を高めた。

今のトリプルアクセルの練習でも「調子も良くて、確率もよく跳べています。体が動いている時で10回中7回くらい」と好調をキープ。「たくさんの人に見てもらえるNHK杯なので、しっかりと笑顔で終われる試合にしたいです」と話した。