<テニス:楽天ジャパン・オープン>◇7日◇武蔵野の森総合スポーツプラザ◇シングルス決勝ほか
世界12位の錦織圭(28=日清食品)は、同32位で、予選から勝ち上がってきた22歳のメドベージェフ(ロシア)に6-2、6-4で敗れ、16年2月のメンフィス・オープン以来2年8カ月ぶりのツアー優勝を逃した。「負けてしまったが決勝までこられて楽しかった」と悔しさを隠し話した。
今大会4年ぶり3度目の優勝を目指したが、第1セット、1-2で迎えた第4ゲームをブレークされると劣勢に回った。相手の強打に押され前日までとは別人のように自分のリズムが作れず、結局、第8ゲームもブレークされ、セットを失った。第2セットの序盤は立ち直ったかに見えたが、4-5で迎えた第10ゲームをブレークされ敗れた。
昨年8月に右手首の脱臼で戦列を離脱した。長いトンネルを抜けて復帰したのは今年1月下旬だった。最初は格下選手に敗れるなど苦しんできたが、4月のマスターズ・モンテカルロ大会で準優勝。ウィンブルドン選手権8強、全米オープンでは4強と4大大会でも復活ぶりを示し、満を持して臨んだ母国での大会だった。
準決勝では過去2勝7敗、ハードコートでは0勝と苦手にしてきたガスケ(フランス)に対して、第1セットを7-6で奪うと、そのまま1度もサービスゲームを落とさずストレート勝ちした。強さを取り戻し、7連敗中だった決勝でも存在感を見せつけるつもりだったが、力尽きた。それでも「あと3大会ある。残りのシーズンも頑張りたい。来年戻ってきて良いプレーができるように」と前を向いていた。