空手植草歩が2年連続年間王者に「去年よりは成長」

東京プレミアリーグ東京大会の女子組手68キロ超級決勝でガルシア(右)と対戦する植草(撮影・江口和貴)

<空手プレミアリーグ東京大会>◇14日◇東京武道館◇3位決定戦、決勝

女子68キロ超級で世界ランキング1位の植草歩(26=JAL)は決勝で、同22位ナンシー・ガルシア(フランス)に1-2で惜敗した。

植草の攻撃に合わせるようにカウンターを狙う相手にポイントを先制され、1度は同点に追いついたが、再びカウンターでポイントを失った。「研究されているのが分かった。チャンスに少しつめすぎた。もう少し工夫して戦っていれば失点はしなかった」と地元東京での優勝を逃したことが悔しそうだった。

もっとも準優勝により昨年に続きプレミアリーグの同級年間王者に輝いた。「試合の中で自分で修正できるようになった。去年よりは成長している。2年前も世界選手権の直前のプレミアリーグで敗れ、それを糧に世界王者になった。今年もこの敗戦を生かして、生活やトレーニングをもう1度考えなおして、世界選手権で優勝したい」と前を向いた。