イタリアが早大所沢と契約 東京五輪調整で拠点に

左から早大の鎌田総長、センシーニ・イタリアオリンピック委員会副会長、スタラーチェ駐日イタリア全権大使、藤本所沢市長(撮影・首藤正徳)

イタリアオリンピック委員会と埼玉県所沢市、早大は31日、都内のイタリア大使館で20年東京オリンピック(五輪)の事前トレーニングキャンプに関する契約を締結した。

五輪開幕直前の7月10日から8月4日まで、陸上や競泳、フェンシングなどのイタリア代表選手・スタッフら約200人が、早大の所沢キャンパスを拠点にトレーニングを行う。早大は隣接地に107人収容の宿泊施設を新設する予定。締結式に出席した競泳男子200メートル平泳ぎの世界記録保持者渡辺一平(早大)は「金メダルを目標にイタリア選手と切磋琢磨(せっさたくま)して盛り上げたい」と話した。