錦織圭トップ10復帰確定、ファイナル出場へ大前進

錦織圭(2018年10月29日、撮影・PIKO)

<テニス:パリ・マスターズ>◇1日◇フランス・パリ◇シングルス3回戦ほか

世界11位の錦織圭(28=日清食品)が、17年9月4日の週以来、約1年2カ月ぶりにトップ10に復帰することが確定した。

錦織は2回戦の勝利で、世界ランキングの得点を3300点に伸ばし暫定9位にまで上昇。この日、3回戦で暫定10位のイスナー(米国)が敗れ、もし暫定11位のチョリッチ(クロアチア)が優勝し錦織を抜いても、それ以外で錦織を上回れる選手がいないため、5日発表予定の最新世界ランキングで、錦織のトップ10入りが確定した。

また、年末上位8人で戦うツアー最終戦ATPツアー・ファイナル(11月11日から・ロンドン)出場に向けても大きく前進した。すでに6人まで出場が確定。残り2枠を、今大会で争っているが、現在9位につける錦織は、優勝しか自力で8位になる道はない。しかし、現在4位のデルポトロ(アルゼンチン)が右の膝蓋(しつがい)骨を骨折。今大会も欠場しており、今季絶望が濃厚だ。

最終戦に対して正式な欠場表明はしていないが、もしデルポトロが欠場となると、9位が繰り上がり出場となる。イスナーが脱落してチョリッチが優勝しない限り、錦織の9位は確定する。