リオ銅・羽賀龍之介2位「良い感じに」復活アピール

<柔道:講道館杯全日本体重別選手権>◇最終日◇4日◇千葉ポートアリーナ

男子100キロ級でリオデジャネイロ五輪銅メダルの羽賀龍之介(27=旭化成)が、2位に入り復活をアピールした。

2月の国際大会で左肩を脱臼して以来、実戦から離れていたが、決勝で熊代佑輔(ALSOK)に敗れ頂点は逃したとはいえ、力強さにうまさを加え、勝ち進み存在感を示した。

「1試合ごとに良い感じになってきた。息の入れ方とか練習ではできない課題が見つかった。ここまでやれたのは収穫だった」と満足げに話した。

3月に肩の手術をした。練習再開からはわずか約2カ月での復帰戦。「まだ6、7割の状況と思っていた」と振り返りながらも、復帰にこぎつけた。

「この大会の重要さは分かっている。たとえ出来が3、4割でも出た。これからもっと良くなる」とベテランらしく、大舞台を逆算し、ペースを上げていく。