宮原知子がSPで2位 GPファイナルへ前進

女子SPで華麗な演技を見せる宮原(撮影・上田博志)

<フィギュアスケート:GP第4戦NHK杯>◇9日◇広島県立総合体育館◇女子ショートプログラム(SP)

GPスケートアメリカお制した宮原知子(20=関大)が、今季自己ベストの76・08点で2位につけ、3位以内で出場が決まるGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)へ前進した。

昨季まで回転不足で減点されることが多かったジャンプをより高く、正確に跳ぶよう改良中。最後のジャンプを3回転フリップからより安定感のある同ループに変えたことも奏功し、すべてのジャンプをきれいに決めた。

今大会から変更したシャンパンベージュ色の衣装はムービースターをイメージしたもの。「衣装を変えて違った気持ちで滑れた。自分をみせる、ということに意識をおいた」と美しいスケーティングをみせ、表現力を示す演技構成点で12選手中最高の35・75点を稼いだ。