吉田冬優400M優勝「タイムよりも勝負に徹した」

男子400メートル自由形で優勝した吉田冬優(撮影・益田一弘)

<競泳:東京スイミングセンター招待記録会>◇22日◇第2日◇東京辰巳国際水泳場

男子400メートルで、世界短水路代表吉田冬優(ふゆ、20=三菱養和SS)が、3分53秒43で優勝した。

3番手でレースを展開して、ラスト50メートルで一気にペースアップ。2人を抜いてトップでフィニッシュした。

吉田は「狙い通りでした。350メートルまではとにかく落ち着いて泳ごうと思った。予選は後半に苦しいレースをしてしまったので、決勝は持ち味であるラストで上がるようにしました。今大会はタイムよりも勝負に徹しようと思っていた。優勝できてよかったです」と笑顔を見せた。

12月には日本代表として世界短水路選手権(中国)に臨む。「初めての世界大会なので、僕はチャレンジャー。思い切り世界の選手たちと戦ってきたい」と意気込んでいた。