コストルナヤが高得点で首位 ジュニア女子SP

ジュニアグランプリファイナル女子SPで演技をするコストルナヤ(撮影・菅敏)

<フィギュアスケート:ジュニアグランプリ(GP)ファイナル>◇6日(日本時間7日)◇カナダ・バンクーバー◇女子ショートプログラム(SP)

18年世界ジュニア選手権2位のアリョーナ・コストルナヤ(15)が、シニアを含めてザギトワに次ぐ今季世界2位の76・32点をマークし、首位に立った。

4回転ジャンパーのアレクサンドラ・トルソワ(14=いずれもロシア)は74・43点の2位。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)金メダルのザギトワらを指導するエテリ・トゥトベリゼ・コーチの門下生が、そろって上位に名を連ねた。

最終6番滑走で滑らかなスケーティングと表現力が武器のコストルナヤは、ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップを成功。演技後半のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプも、2・19点の加点を導いて決めた。スピン3つとステップは全て最高のレベル4。音楽との調和などが評価される演技構成点5項目でも、全て10点満点の8点台を引き出した。

一方のトルソワは演技後半に高難度となるルッツ-ループの連続3回転ジャンプを決めるなど、上々の出来。ジュニアはSPで4回転ジャンプを入れることができないが、この日朝の公式練習でも4回転ルッツに成功。8日(同9日)のフリーでは、4回転ジャンプを見ることができそうだ。