桜丘4年ぶり準決勝進出も内容に反省「ひどい試合」

桜丘対実践学園 第4Q、シュートを放つ桜丘・富永(撮影・狩俣裕三)

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:桜丘85-71実践学園>◇第5日◇27日◇男子準々決勝◇東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ

桜丘(愛知)が85-71で実践学園(東京)を下した。

桜丘はエースのSF富永啓生(3年)が、第1Qだけで3点シュート4本を成功させ、33-15と大きくリードを奪った。第2Qに一時3点差まで追い上げられたが、セネガル人留学生でセンターのセン・マムリバス(1年)のリバウンドなどから得点し、再び突き放した。

前日の3回戦では、第1シードの開志国際(新潟)を破った桜丘。この日も勝って4年ぶりのベスト4を決めたが、江崎悟コーチ(57)は「大物を食った後はダメになる。ゲームには勝てたが、ひどい試合だった」と内容を反省した。チーム最多の39得点をマークしたエース富永への評価も辛口。「シュートは60%成功させろと言ったのにできていない。ダメ」と、次の準決勝でのさらなる奮起を促した。