栃木が3年ぶり4強、立役者の鵤「泥臭さ大事に」

バスケットボール全日本選手権 男子準々決勝 栃木対SR渋谷 ドリブルで切り込む栃木の鵤(右)(撮影・戸田月菜)

<バスケットボール全日本選手権:栃木77-71SR渋谷>◇男子準々決勝◇10日◇さいたまスーパーアリーナ

選手権(天皇杯)初優勝を狙う栃木ブレックスが、サンロッカーズ渋谷に77-71で勝利し、3年ぶりの準決勝進出を決めた。

14得点と活躍し勝利の立役者となった鵤(いかるが)誠司(25)は8日に25歳の誕生日を迎えたばかり。25歳となって初の試合を勝利で飾り「勝てて良かったです。1発勝負なので相手より1点でも多く勝つことが大切。泥臭さを大事にしたい」と話した。

クラブの過去最高成績は16年の準優勝。12日の準決勝は京都ハンナリーズ-大阪エヴェッサの勝者と対戦する。悲願の天皇杯制覇に向け「今タイトルを取るチャンスがあると思っている。けが人もあって人数も少ないけれど、今いる全員で勝ちたい」と意気込んだ。