2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(新宿区)の完成年を迎え、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は11日、今年初めての定例説明会を開催した。今泉柔剛理事は12月中にこけら落としイベントを開催する意向をあらためて示した。一般客の入場も検討している。
現時点で6割強が完成済み。屋根工事が来月終わり、3月からはフィールド工事に取りかかる。五輪時には6万席となる観客席は現在約8000席を取り付けた。座席は遠くから見るとモザイク状に見える。競技場のテーマが「杜のスタジアム」ということから、座席は下層から上層に向けて茶、深緑、黄緑、黄、白の5色を順に配色し「土→植物→空」をイメージした。現在、作業員は約2500人で工期内で最多規模となっている。
後利用については、今年9、10月ごろまでに20年東京大会後の民間事業化に向けた計画の枠組みを決定する。東京大会が終わる20年秋ごろをめどに優先交渉権者を選定。スタジアムの改修を行い、22年後半以降の供用開始を目指している。
完成まで11カ月を切り今泉氏は「作業員の安全が第一。次に工期通りの完成、予算の範囲内でできるよう取り組みたい」とラストスパートへ抱負を語った。