金蘭会が連覇王手、昨年決勝と同カード東九州龍谷戦

女子準決勝 金蘭会対八王子実践 連覇へ決勝進出を決めた金蘭会の選手たちはスタンドの応援団に勝利の報告(撮影・小堀泰男)

<全日本バレーボール高校選手権(春高バレー):金蘭会3-0八王子実践>◇女子準決勝◇12日◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

金蘭会(大阪)が連覇へ王手をかけた。八王子実践(東京)に25-15、、25-15、28-26でストレート勝ち。西川有喜、曽我啓菜(ともに3年)、宮部愛芽世(2年)らが確実にアタックを決め、ブロックでも8得点と安定した攻守で名門を圧倒した。

「(下北沢)成徳と当たるまでは負けないつもりで戦ってきた。予定とは違ったが、戦略を立て直して決勝に臨みます」と池条義則監督(57)は複雑な表情。昨夏の高校総体決勝で敗れた下北沢成徳(東京)へのリベンジを期していたが、決勝の相手は昨年と同じ東九州龍谷(大分)になった。

セッターの中川つかさ主将(3年)は「龍谷の速いバレーに注意したい。知り合いが多い成徳の選手たちの思いも持って決勝を戦いたい」と2年連続3度目の優勝へ決意を明かした。