フォーム構築中の高梨沙羅「苦しい状況」想定外8位

1回目、116・5メートルを飛ぶ高梨(撮影・黒川智章)

<ノルディックスキー:ワールドカップ(W杯)ジャンプ女子札幌大会>◇個人第7戦◇13日◇札幌市・大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルの高梨沙羅(22=クラレ)は8位に終わった。1回目に116・5メートルで5位、2回目は110・5メートルで2回合計175・8点。前日12日は11位で、地元北海道の2連戦では3年ぶりとなる優勝はならなかった。平昌五輪金メダルのマーレン・ルンビ(ノルウェー)が今季初勝利で通算14勝目を挙げた。

前日12日の11位から順位を上げた高梨は「挑戦していることがハマってる感じはするけど、うまくつながらない」と表情はさえなかった。W杯第7戦を終えて未勝利。今季はフォームをゼロベースで見直しているとはいえ「シーズン前に思ってたよりはるかに苦しい状況」。18日からの蔵王大会へ向け「何とか良い状態で蔵王に乗り込めるように、ビデオを見て解決策を練りたい」と話した。