西村碧莉が初代世界女王の快挙 スケボ世界選手権

<スケートボード:ストリート世界選手権>◇13日◇リオデジャネイロ◇男女決勝

女子のエース、西村碧莉(17=木下グループ)が初代世界女王に輝く快挙を達成した。

準決勝を5位で通過した西村は、ミスのない滑りで2本のランから高得点を積み重ね、トップに立った。5本のベストトリックでも1本目に9・0を出すなど上位4本の合計で32・6の高得点をマーク。地元ブラジルのレティシア・ブフォーニ(25)を0・1点差抑え、初開催の世界選手権を制した。

西村は同時開催された世界最高峰のストリートリーグ(SLS)スーパークラウンも初制覇。SLSやXゲームで上位を占めてきたブフォーニやレイシー・ベーカー(27=米国)に競り勝った。昨年11月に行われたパーク種目の第1回世界選手権を制した四十住さくら(16)に続いて、日本のスケーターが20年東京オリンピック(五輪)で実施される両種目の世界女王に就いた。

今季SLS3戦全勝の堀米雄斗(20=XFLAG)は、8人で争う決勝でまさかの8位。2本のランで3位につけたものの、逆転を狙ったベストトリックでミスを連発。5本のうち4本が0点で、ランと合わせた上位4本の合計は22・1点だった。ナイジャ・ヒューストン(24=米国)が、9点台(9クラブ)を次々と出して37・6の高得点で優勝した。