連覇の金蘭会2年生宮部「来年も続けたい」V3誓う

フルセットの戦いを制して優勝を決めた金蘭会の選手たちは笑顔で1番ポーズ(撮影・小堀泰男)

<全日本バレーボール高校選手権(春高バレー):金蘭会3-2東九州龍谷>◇女子決勝◇13日◇東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ

昨年と同カードになった女子は金蘭会(大阪)が東九州龍谷(大分)を3-2のフルセットで退け、2年連続3度目の優勝を果たした。

苦しんだ末の連覇だった。前年度は絶対的エース林琴奈(現JT)を軸に国体と2冠。今年のチームは林が抜けただけなのに、その穴を埋めきれず高校総体、国体とも下北沢成徳(東京)に敗れ、準優勝にとどまっていた。「成徳と決勝で戦うことはできなかったが、総合力でいい戦いをしてくれた」と池条監督。MVPに選ばれた2年生エース宮部は「最後に3年生のうれし涙を見られてよかった。来年も続けたい」と3連覇を誓った。