伊藤美誠が「みまひな」対決制し2連覇へ王手

女子シングルス準決勝 伊藤美誠対早田ひな 早田(右)にストレート勝ちし決勝進出を決める伊藤(撮影・清水貴仁)

<卓球:全日本選手権>◇最終日◇20日◇丸善インテックアリーナ大阪◇女子シングルス準決勝

19日の女子ダブルスで2連覇した「みまひな」対決は、「みま」に軍配が上がった。伊藤美誠(18=スターツ)が4-0(11-7、11-9、11-7、11-9)で早田ひな(18=日本生命)を退け、2連覇へ王手をかけた。既に混合ダブルス、女子ダブルスを制しており、女子初の2年連続3冠にあと1歩だ。

昨日の友は今日の敵-。前日19日の女子ダブルスで共に笑った友を、伊藤が圧倒した。第1ゲームでいきなり4連続ポイントを奪うと、サーブにも工夫を凝らしながら11-7で先取。集中力を欠かすことなく、自分の展開に持ち込んだ。

「一番は『楽しんだもん勝ち』。(早田に)パワーで勝とうと思っても絶対に勝てない。(試合の)やり方っていうより、まずは自分の実力を出し切りたい」

その誓いを体現し、2年連続3冠に手をかけた。