フェンシング日本勢は2回戦で全滅、強豪との差痛感

決勝トーナメント2回戦で敗れた西藤(撮影・足立雅史)

フェンシングの高円宮杯W杯第2日は26日、東京・港区スポーツセンターで男子フルーレ個人の決勝トーナメントが行われ、8選手いた日本勢は2回戦で姿を消した。

2回戦まで進出したのは、西藤俊哉(21=法大)と鈴村健太(20=法大)の2人。西藤は過去2戦2勝のエルワン・ルペシュー(フランス)に10-15で敗れ「これまでと違う攻撃のリズムでやられた。いつもなら遠くから一気に加速してくるけど、今日は加速がなくてカウンターができなかった」と対策を練られたことに対して対応できなかったと反省した。

鈴村は、17年の世界選手権でも敗れた世界ランク4位のダニエル・ガロッゾ(ハンガリー)に9-15で負けた。鈴村は「ランカー」と呼ばれる世界ランク16位以上の選手にこれまでで1度も勝ったことがなく、「ランカーに共通しているのは自分の戦い方が大会中に変わらないこと。ぶれないからどの大会でも安定している。自分もプレーを安定させないといけない」と課題を話した。