新潟アルビレックスBB、柏木のスチールで流れ頂き

18年12月、A東京戦で新潟PG柏木(左)がシュートを放つ

B1中地区首位の新潟アルビレックスBBは今日9日と10日、東地区6位のレバンガ北海道とアウェーの北海きたえーるで対戦する。

新潟は現在27勝11敗。北海道戦の1戦目に勝てば、昨季の通算勝利数の28勝(32敗)に並ぶ。第22節川崎ブレイブサンダース戦で敗れて連勝が9で止まったが、前節のホーム琉球ゴールデンキングス戦で2勝。中地区2位の川崎に5ゲーム差をつけて首位を走っている。

今季はここまで1試合平均失点が73・5点で中地区最少。昨季の同81・3点から大幅に改善された。それを支えているのが、今季名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍のPG柏木真介(37)だ。1試合平均のスチール数1・3でランキング10位。要所で球際の強さを見せ、ピンチをチャンスに変えている。

北海道は柏木の故郷。名古屋Dでの昨季の凱旋(がいせん)試合は、1戦目は4分8秒、2戦目は2分6秒の出場時間で見せ場をつくれなかった。今季は不動のスタメン。「自分たちは挑戦者」と首位を走りながらも、気を緩めずチームを叱咤(しった)してきたベテランが、地元戦でも堅実なプレーで首位堅持に貢献する。