内村航平「誰もできない構成」ライバル中国を観察

合同合宿で、後方左から肖若騰、雛敬園と記念撮影に納まる内村(右中央)(撮影・河野匠)

体操男子個人総合でオリンピック(五輪)2連覇の内村航平(30=リンガーハット)が東京五輪最大のライバルにうなった。

13日に日本男子が都内で行っている中国との合同合宿が公開され、「あらためて人生をかけていると感じた。目が違う」と印象を述べた。先月下旬から北京で行った合同練習に続き、日本で昨年の世界選手権団体総合金メダルの選手たちを観察。「機械的な動きの中にしなやかさがある」と称し、特に平行棒の世界王者の鄒敬園、17年個人総合世界王者の肖若騰を「今後誰もできない構成をやっている」と名指しした。基礎練習の徹底ぶりなどには、「僕はあまり生かせるところはない。下の世代が見て感じてほしい」。団体総合2連覇がかかる東京五輪まで1年半。「すべてをまねする必要はない。日本の良さを残して、うまく変えていかないと」と見定めた。