男子バスケ代表がW杯進出決定!東京五輪も大前進

<バスケットボール:W杯アジア2次予選:日本96-48カタール>◇最終戦◇24日◇カタール・ドーハ

男子日本代表が、自力では21年ぶりとなる悲願のW杯進出を決めた。最終戦のカタールに96-48で勝利し、F組2位通過でW杯への切符をつかみ取った。W杯に出場することで、3月に可否判断が下される見通しの20年東京五輪の開催国枠獲得に向けても大前進した。

第1クオーター(Q)からベテラン竹内譲次(34=A東京)が攻守両面で奮闘する。田中大貴(27=A東京)のアシストから速攻でダンクシュートも決め、守備でも体を張った。15-8と大きくリードした。

第2Q、途中出場の辻直人(29=川崎)、司令塔富樫勇樹(25=千葉)が立て続けに3点シュートを鮮やかに決め、一気に日本の流れを作る。42-25とさらに点差を広げて前半を折り返した。

第3Q、主将の篠山竜青(30=川崎)がゴールへの執念も見せる。攻撃時間の24秒が終わるぎりぎりの場面、ハーフラインに近い場所から、利き手の左手片手でゴールを狙い特大3点シュートを沈める。第3Qを64-34で終え、迎えた最終第4Qも、点差を追い上げられることなく逃げ切った。日本バスケ一丸で、自力では20年以上遠ざかっていたW杯舞台への扉をこじ開けた。

 

◆日本バスケ東京五輪への道 開催国枠は、3月29、30日のFIBA中央理事会(コートジボワール)で男女の出場可否判断が下される。自力出場ルートではW杯に出場してアジア最上位の成績を残すか、アジア2位以下の場合は世界最終予選に出場して勝ち抜く必要がある。

 

◆カタール戦日本のベンチ登録メンバー 富樫、辻、比江島慎(28=栃木)、篠山、太田敦也(34=三遠)、ベンドラメ礼生(25=SR渋谷)、竹内公輔(34=栃木)、竹内譲次(34)、馬場雄大(23=A東京)、ファジーカス・ニック(33=川崎)、田中大貴(27=A東京)、張本天傑(27=名古屋D)。