バスケットボールの男子日本代表が25日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦ったカタールから成田空港に帰国した。
F組の日本は、カタールに96-48で快勝し、4連敗からの8連勝で、前身となる98年世界選手権以来21年ぶり自力での出場を決めた。34歳の竹内譲次(アルバルク東京)が攻守両面でチームをけん引した。今後は3月末の国際バスケットボール連盟(FIBA)中央理事会で20年東京五輪開催国枠が認められる見通し。76年モントリオール大会以来のオリンピック(五輪)出場へ大前進した。
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「アカツキファイブ」が長いトンネルを抜け出し、世界への扉をこじ開けた。
主将の篠山竜青(30=川崎ブレイブサンダース)は、カタール戦で体勢を崩しながらも利き手の左手で3点シュートを沈めた。このシーンに象徴されるように、日本の勢いは止まらなかった。チーム全体で3点シュートは25本中14本成功させた。出場12人中11人が得点するなど大暴れだ。
日本は渡辺、八村の2枚看板が不在の中で、Bリーグ組が成長を見せつけた。カタール戦でひときわ存在感を放ったのは予選12試合すべてに出場したベテラン竹内譲だった。第1クオーター(Q)、アシストを受けると、速攻の先頭を走り、右手でダンクを沈めた。207センチの身長ながら、床を転がるこぼれ球も、自チームボールにしようと貪欲に追った。
八村と渡辺という突出した2人の存在が、日本代表を飛躍させた。竹内譲は「上には上がいることが分かったことが成長につながった」と振り返る。代表合宿のなかで同ポジションの八村と体をぶつけ合い、米国仕込みのボールを追う執念を肌で感じたという。「体の衰えを、技術や判断力でどれだけカバーできるか」をテーマに、今季は意識的にボールに食らいついた。この試合でも6得点6リバウンド4スチール。めったにダンクをしない34歳が積極的に走って決めた1本は、序盤で点差を引き離す起点にもなった。
17年11月から始まったアジア予選。日本はいきなり4連敗を喫し予選敗退の崖っぷちに立たされた。だが、18年4月には元NBA選手のファジーカス・ニック(33=川崎)が日本国籍を取得。八村とともに新加入した同年6月には、世界ランキング10位のオーストラリアを撃破した。この1勝が連勝街道の口火となった。八村、渡辺が不在の最終4試合もBリーグ組が踏ん張った。史上最強の日本代表が、W杯、そして東京五輪へ突き進む。【戸田月菜】