秋田B1残留黄色信号、1ゲーム差まで詰め寄られる

秋田対A東京 第3Q、A東京馬場(左)をマークする秋田中山(中央)と保岡(撮影・野上伸悟)

<バスケットボール・B1リーグ:秋田77-97東京>◇第28節第2戦◇17日◇秋田・大館タクミアリーナ◇観衆3006人

秋田ノーザンハピネッツがA東京に77-97で敗れ、B1残留に黄色信号がともった。前半こそ、同じ東地区3位ながらワイルドカード争い首位のA東京と競り合ったが、後半はパスミスをことごとく得点につなげられ一気に突き放された。秋田ペップHC(50)も「プロとしてあり得ないレベルのターンオーバーで自分たちの流れを失ってしまった」と手厳しかった。

各地区の3位以下全12チーム中下位4チームが回る残留プレーオフ争いでは、9位横浜に1ゲーム差まで詰め寄られた。残り13試合、次節から千葉、栃木、A東京と上位陣相手の厳しい戦いが続く。保岡龍斗(23)は「強い相手には、いかに小さなミスを減らすかにかかってくる」とこの日の反省を生かすつもりだ。

連敗はしたが、A東京ルカ・パヴチェヴィッチHC(50)は「秋田の守備は本当に手ごわい。どのチームとやっても勝てる力がある」と評価する。後半に劣化するパターンを修正し、敵将も絶賛の守備力を取り戻したい。【野上伸悟】