ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(22=クラレ)が26日、今季のW杯(ワールドカップ)全日程を終え、欧州から羽田空港に帰国した。
今季はW杯個人総合で、小林陵侑(土屋ホーム)が、男子で日本人初のW杯総合王者に輝いた。同学年で幼少の時から何度もともにジャンプを飛んできた小林の存在は、大きな刺激だった。自身は過去4度女王の座に就いているが「男子と女子の違いますけど、コンディション、精神力を強く保っていかないと取れないもの。見てくれる人、応援してくれる人をこれだけ魅了していることを純粋に尊敬している」と絶賛した。
18年平昌五輪で銅メダルを獲得後、「今のジャンプでは世界に通用しない」と変化を求めたシーズンだった。W杯個人総合では、はじめて3位以内を外す4位。「今までで2番、3番目くらい辛かった」と振り返ったが、その中でも試行錯誤を重ねつかんだものもある。「自分の弱点と向き合ってきた。失敗から多くを学ばせてもらった。今後の競技人生に、このシーズンが糧になる」と話す。
今シーズンは終わったが、5月から早くも本格始動する。総合女王のマーレン・ルンビ(ノルウェー)、カタリナ・アルトハウス(ドイツ)など、立ちはだかる壁は高いとはいえ「世界のレベルが上がっていてこのジャンプでは世界に通用しないと平昌で感じた。それなりの結果より、表彰台の一番上に立ちたいと思っているので、挑戦していきたいと思っている」と、来季、そして、22年北京五輪に向け、女王奪還に燃える。