坂本花織が神院大入学式、武井壮先輩の激励に刺激

神戸学院大への入学を喜ぶ女子フィギュアの坂本花織(撮影・小杉舞)

フィギュアスケート女子の坂本花織(18=シスメックス)が5日、神戸市内で神戸学院大の入学式に出席した。

新しい紺色のスーツを身にまとい「まだこの格好に慣れない」と苦笑い。それでも、門出に「リンクにも近い。両親の出身大でもある。3年生の時に(北京)五輪があるので、それまでに表現力とか技術をレベルアップさせて、もう1度五輪に出られるようにしたい。大学に少しでも貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

この日、耳には桜の形のピアスが光った。前日4日に姉から贈られたものだという。高校を卒業して2日後にピアスの穴を開け、5位だった世界選手権中に「ピアスを開けたと広まって20個以上プレゼントをもらった。お気に入りはニコちゃんマークのやつ」とニッコリ。大学生になり「キャンパスライフを楽しみたい。高校はお弁当だったので、学食にちょっと行ってみたい」と心を躍らせた。

式中には、新入生へ同大出身のタレント武井壮からメッセージが届いたという。「武井壮さんもこの大学から世界に羽ばたいていったと話をされていたので、自分も世界のトップまで駆け上がっていけるよう頑張る」。武井は同大在学中に陸上を始め、卒業後に進学した中央学院大在学中に日本選手権の十種競技で優勝。刺激を受けた坂本は「自分も可能性が見えてくると思う。武井壮さんみたいに大学入って上がっていけるように頑張ります」。

大学生初戦は、今季最終戦の世界国別対抗戦(11日開幕)となる。