新技投入の寺本明日香3位「良い流れ」選考会へ収穫

段違い平行棒の演技をする寺本(撮影・河田真司)

<体操:W杯東京大会>◇7日◇武蔵野の森総合スポーツプラザ◇男女個人総合

女子個人総合で昨年の世界選手権代表の寺本明日香(23=ミキハウス)が54・799点で3位に入った。

新技を多く投入した今季初戦。17年の世界女王モーガン(米国)、銀メダリストのエリザベス(カナダ)も参戦する中、「初戦としては良い流れ。妥当な感じと」と収穫を得た。

平均台の交差入り、平行棒のシュタルダートカチェフも組み込み、難度を上げられた。特に平行棒は前日練習で「ぶっ飛んで」という転落で、すねに大きなあざを作っていたが、しっかりと新技を投入できた。

世界選手権(10月、ドイツ)の選考会となる今月下旬の全日本個人総合選手権(群馬・高崎アリーナ)まで3週間。「今大会は技を盛り込みすぎたところもある」と出来栄え点のEスコアとの兼ね合いを思案し、構成を煮詰めていく。