ホンダに今季初トラブル、クビアト車PU交換で対応

ピットで調整するクビアトのマシン

<F1:中国GP>◇フリー走行◇12日◇上海インターナショナル・サーキット

中国GPでホンダに今季初のトラブルが起きた。開幕前テストからノートラブルで走行を続けてきたホンダのパワーユニットだったが、フリー走行1回目の最後にトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト車に搭載したパワーユニットのデータに異常が発生した。

これを受けてホンダは2時間半後のフリー走行2回目までに原因の特定と単体パーツ交換が間に合わないと判断し、パワーユニットを丸ごと新品に交換することで対応。車体への載せ換え作業自体は45分間で完了したが、外装部品の準備などにも時間を要し、フリー走行2回目の90分間のうち半分をロスすることとなった。

ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはこう説明する。

「FP1が終わって(ピットに戻ってくる)インラップでセンサーからのデータに異常がありました。すぐに判断がつかない状況なので(主要4コンポーネントの)全て交換することに踏み切りました。もしFP2が始まってから問題が起きていたらそのままFP2は丸ごと失っていましたから、ある意味では不幸中の幸いでした。(問題が起きた)箇所はこれから細かく見たいと思います。ダメージを負っているかどうかも確認します」

田辺テクニカルディレクターは詳細は明かさなかったものの、ICE(内燃機関エンジン)もしくはTC(ターボチャージャー)にトラブルが発生し走行継続が難しい状態になっていたものとみられる。ただし単体固有のトラブルだとみられ、クビアト車には同スペックの新品パワーユニットが投入され、残る3台はここまで使用してきた個体をそのまま使用している。

レッドブル・ホンダ勢はマックス・フェルスタッペンが3位、ピエール・ガスリーが10位。フェルスタッペンは「バーレーンGPでの問題はセットアップのミス。それは解決できたし今週はトップ2チームに接近できた。マシンの仕上がりには大満足だよ」と笑顔を見せた。トロロッソ・ホンダ勢はアレクサンダー・アルボンが12位、クビアトは45分間で20周を走行して13位のタイムを記録している。(米家峰起通信員)