水谷隼が3回戦進出「幅広くプレー」中陣、後陣も

<卓球:世界選手権>◇第3日◇23日◇男女シングルス1、2回戦ほか

【ブダペスト=三須一紀】今回を最後の世界選手権と位置づけている水谷隼(29=木下グループ)が初登場し、順当に3回戦に進出した。

水谷は最近の高速卓球に合わせ、卓球台に近づいてプレーする「前陣速攻スタイル」の取得に力を注いできたが、ここに来て「昔の自分を思い出している」と、中陣、後陣でのプレーを再度、取り入れる方向性を示した。

この日の試合も、もともとの中陣、後陣に練習してきた前陣を加え「幅広くプレーできた。理想のプレースタイルに近づいてきた。理想とはオールラウンダーですね」と納得の表情で語った。

また、新調したサングラスも実戦で使用した。同時にヘアバンドも着用。「汗が垂れるとどうしてもサングラスが曇るので、それの防止です。ヘアバンドは試合では初めて。ただでさえサングラスを着けていたら突っ込まれるから」と笑った。