レスリング土性「自信に」課題のタックル決め優勝

両肩痛からの国際大会復帰戦となったレスリングのアジア選手権で金メダルを獲得した女子68キロ級の土性沙羅

<レスリング:アジア選手権>◇25日◇中国・西安◇女子68キロ級

土性沙羅(24=東新住建)は金メダルを手に「東京五輪に一歩近づけたかなと思います」と笑顔をみせた。

昨年3月に左肩を手術し、その後右肩も痛めて長期離脱した。12月の全日本選手権で復帰した時は「怖くて」タックルに入れなかったが、この日は課題のタックルを次々と決め、決勝ではアジア大会女王の右足をとらえた。「いいタックルが決まって、すごく自信になった」。連覇を目指す東京五輪に向けて、強い土性が帰ってきた。